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Q&A方式でわかる!一番簡単な加湿器の選び方

今回は加湿器の選び方について書かせていただきたいと思います。

加湿器といっても正直どれを選んだらいいのかわからないこともあると思うんです。僕自身、もう下手をすると10数個の加湿器を購入してきました。(汗)

だけど、それだけ失敗を重ねてきてやっとわかったことがあるんです。

それは、ベストな加湿器というのはなくて、自分のその用途に合わせたベストがあるだけ・・・ということで。

加湿器にはどんなタイプもメリットとデメリット(長所と短所)があります。大事なのは自分が何を優先して、何を妥協できるか・・・というところだと思うんです。

例えば、スチーム式のメリットは水を加熱することによって加湿するため、衛生的であったり、気化式などと違ってフィルターがないものが多いので掃除も簡単です。

その反面・・・加熱することによって、吹き出し部分が高音になることがあり、例えば、赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭では向いていないかも・・・知れません。

また、水を熱するために電力を消費しますので、他の加湿器のタイプよりも電気代が高くなりがち・・・です。

・・・これは他のタイプの加湿器も一緒で、やはりメリットもあれば、デメリットもあります・・。

じゃあ、全部その加湿器のタイプを知って、メリットもデメリットも知ることで、今の自分が必要な加湿器が選べる!・・・はずですが、それも面倒だと思うので(汗)、Q&A方式で自分に合った加湿器を選べるようにしてみました

Q&A方式で選ぶ!自分に最適の加湿器!

加湿器といっても様々なタイプがあり、それぞれが、メリットとデメリットがあります。

そのため、加湿器を選ぶ時は、どんなメリットを優先して、どんなデメリットなら目をつぶることができるか・・・ということを考えてゆく必要があると思うんです。

下記はそれぞれメリットとデメリットをまとめてあります。自分はこれが合っていると思ったものをクリックすると、自分が求める加湿器のタイプがわかるようになっています。

では早速、選んでいきましょう!

 

質問!これはあなたですか?

①雑菌の繁殖を抑えるなど、多少お手入れを怠っても衛生的な方がいい
②加湿能力は高い方がいい
③フィルターの掃除をするのは正直、面倒だ
③上記の機能があるなら、電気代は他の加湿器より多少高めでも大丈夫

はい → あなたに合うタイプはこれ
いいえ → 下の質問に進んでください

※加湿器の電気代・・・1時間1円未満のものから、高いもの(大型の加湿器の場合)だと1時間10円以上になるものもあります。ここで言う多少電気代がかかっても・・・というのは1時間10円前後程度・・・だと思って下さい。

 

質問!これはあなたですか?

①電気代は安い方がいい
②運転音はできるだけ小さい方がいい
③頻繁にお手入れが必要でも構わない
④加湿器の下の床が湿ってしまうことがあっても大丈夫だ

はい → あなたに合うタイプはこれ
いいえ → 下の質問に進んでください

 

※音が静か・・・加湿器もタイプや置き場所によってはテレビの音を邪魔してしまうものもあります。ただ、シュ~という音がかえって(他の音を遮ることで、勉強などの)集中力を高めてくれる・・・という方もいます。

※加湿器の床が湿ってしまう・・・加湿器の中でも超音波式のものはタイプによっては吹き上げられた細かな水の粒子が落ちてきて、床が湿ってしまうケースも中にはあります

 

質問!これはあなたですか?

①電気代は安い方がいい
②水が熱くならない方がいい(小さな子供などに安全な方がいい)
③フィルターの掃除をするのは構わない
④多少は運転音がしても大丈夫

はい → あなたに合うタイプはこれ

いいえ → 現在のところ・・・あなたに合うタイプはないかも知れません・・優先する機能を絞り込んでみると、ご自分に合う加湿器が見つかるかも知れません。 

もう一度、最初からやってみる場合はこちら

※スチーム(水)が熱くならない・・・小さなお子さんがいるご家庭ではその方が安全に使えるかも知れません。

※フィルターの掃除・・・加湿器のタイプの中でも気化式やハイブリッド式はフィルターの掃除が必要になってくることがあります。

といっても水につけてバシャバシャと洗うだけ・・・という簡単なタイプもありますが、フィルターが汚れていると、その汚れたフィルターを通して湿った空気を部屋中に送り出すことにもなるので、適度なお手入れ、お掃除が必要になってくることがあります。

 

あなたにおすすめの加湿器はこれ!

①雑菌の繁殖を抑えるなど、多少お手入れを怠っても衛生的な方がいい
②加湿能力は高い方がいい
③フィルターの掃除をするのは正直、面倒だ
③上記の機能があるなら、電気代は他の加湿器より多少高めでも大丈夫

・・・を選んでいただいたあなたにおすすめの加湿器のタイプはズバリ・・・

スチーム式です。

 

こんな利点があります

スチーム式のメリットはズバリ、衛生的でお手入れが楽・・・という点です。スチーム式は水を加熱してスチームを発生させることで、お部屋を加湿します。

水を加熱する段階で雑菌などを抑制できますので、とても衛生的に使えます。

また、加熱したスチームですので、部屋をほんのり暖めてくれる効果もあります。

お掃除という面でもメリットがあります。

他の加湿器の場合、例えば、気化式などの場合はフィルターに水を含ませてそこに風を当てて、湿った空気を送り出します。

そこで使われるフィルターというのはどうしても汚れが出ますし、定期的に洗ったりする必要もあります。

超音波式はフィルターが基本的にはありませんが、お手入れを怠ってしまうと雑菌が繁殖しやすく、下手をするとその雑菌で一杯になった水を霧状にして部屋にばらまく・・・なんてことも・・。。

スチーム式はこういった手間ですとか、雑菌をばらまくリスクもなく、お掃除も比較的楽です。

といってもお掃除をしなくていいというわけではなくて・・・スチーム式の加湿器は水を加熱する過程でカルシウムなどが加湿器に付着したり、残ったりしますので、それを取り除くためにクエン酸などを使ってお手入れする必要があり、機種によってはお手入れが面倒なものも中には・・・あるかも知れません。

ただ、フッ素加工のタンクを熱するというタイプの加湿器などもあって、そういったものはお手入れが他の気化式や超音波式などとは比べ物にならない位、とても簡単です。

象印の加湿器がそのタイプなのですが、個人的にはとてもおすすめです。

 

こんな欠点があります

スチーム式加湿器にも欠点がありまして、まず、電気代が他の加湿器よりも高くなる傾向があるという点。

ただ、それよりも衛生的に使える点を重視するという方にはやはりスチーム式がおすすめだと思います。

もう一つのデメリットは水を加熱してスチームにするため、吹き出し口が高温になりやすく、小さなお子さんがいるご家庭などには場合によっては避けた方がいいかも知れません。

または、お子さんが触れることができないような場所に設置するなどの工夫が必要かと思います。

後は細かいことですが、水を加熱するために多少タイムラグというか、スイッチを付けて次の瞬間にスチームが~(´∀`)・・・という他の加湿器と違って、一瞬のタイムラグがあります。

ただ、タイムラグについては、それほど気にはならない方が大多数かと思います。

>> スチーム式加湿器一覧
>> スチーム式加湿器の売り上げランキング

 

ちなみに・・・加湿器を購入する際に注意したいポイント、あったら便利だな機能!をこちらにまとめてありますのでよろしければ参考になさってください。

>> 加湿器に・・・あったら便利だな機能を見る

 

あなたにおすすめの加湿器はこれ!

①電気代は安い方がいい
②運転音はできるだけ小さい方がいい
③頻繁にお手入れが必要でも構わない
④加湿器の下の床が湿ってしまうことがあっても大丈夫だ

・・・を選んでいただいたあなたにおすすめの加湿器のタイプはズバリ・・・

超音波式です。

この超音波式は水を超音波の振動によって霧状にしてお部屋を加湿してくれるタイプの加湿器です。

 

こんな利点があります

超音波式の加湿器の利点はまず、電気代が安い点です。その割には加湿能力もそれなりにあります。

スチーム式だと1時間10円というモデルもありますが、超音波式であれば、同じような加湿能力でも1時間1円を切るモデルがあります。

電気代はほぼ・・・気にしないで使えるというのはやはり大きな利点かと思います。

また、超音波の振動によって水を霧状にするため、水を加熱しませんので、例えば、小さいお子さんが火傷したりする心配もありません。

超音波式加湿器のもう一つの利点は運転音が少ないこと。スチーム式ですと、シュ~~~っという音がしたり、気化式などではファンの回転音が気になる・・・という方もいます。

超音波式はそういった点ではとても静かなものが多いですので、テレビの音を邪魔したりすることなく、使えることが多いと思います。

 

こんな欠点があります

超音波式の欠点ですが、まず、衛生面です。

水を加熱するスチーム式とは違って、水は加熱しませんので、給水タンクを例えば、水の取り換えもせずに放っておいて、そのまま使ったりすると、雑菌も一緒にお部屋に噴出してしまう・・・なんてことも。

そのため、給水タンクの水の取り換えや本体のお掃除なども頻繁にする必要があります。

ただ、お掃除が簡単なモデルや雑菌を抑える機能を持ったタイプの超音波式加湿器もありますので、そういったモデルを探すのも一つの方法かも知れません。

もう一つの欠点はそのモデルにもよると思いますが、霧状になって噴き出したものがそのままゆっくりと落ちてきて、床が湿ってしまう・・・ということも中にはあります。

スチーム式のように熱されてスチームとなったものは上へ上へと上がっていきますし、気化式はファンで湿った空気を送り出しますので、比較的床が湿ってきた・・・なんてことはあまりありません。

>> 超音波式加湿器一覧
>> 超音波式加湿器の売り上げランキング

 

ちなみに・・・加湿器を購入する際に注意したいポイント、あったら便利だな機能!をこちらにまとめてありますのでよろしければ参考になさってください。

>> 加湿器に・・・あったら便利だな機能を見る

 

あなたにおすすめの加湿器はこれ!

①電気代は安い方がいい
②水が熱くならない方がいい(小さな子供などに安全な方がいい)
③フィルターの掃除をするのは構わない
④多少は運転音がしても大丈夫

・・・を選んでいただいたあなたにおすすめの加湿器のタイプはズバリ・・・

気化式、もしくはハイブリッド式です。

気化式は水をしみこませたフィルターに風を当てて、湿った空気を部屋に送り出すタイプの加湿器。

ハイブリッド式は基本的には気化式のようにフィルターに風を当てて湿った空気を部屋に送り出すのですが、部分的にヒーターを使うことで、加湿力を上げたもの。

※ハイブリッド式にはこれ以外の機能を組み合わせたものもありますが、このページでは気化式に加えて、部分的にヒーターを使う加湿器をハイブリッド式と呼びます

 

こんな利点があります

気化式の加湿器の利点はまず、電気代が安いという点です。スチーム式に比べると、場合によっては電気代は半分以下(もしくはさらに安く)になります。

また、水を加熱しませんので、吹き出し口が熱くならず、小さなお子さんがいるご家庭でも安全に使えるという利点があります。

ハイブリッド式に関しては、気化式と利点は似ていて、やはり電気代はスチーム式に比べると安く済みます。

また、部分的にヒーターを使うことで加湿能力が高いモデルも多く、すばやく加湿したい時などにも重宝します。

 

こんな欠点があります

気化式の加湿器にも欠点がありまして、まず、フィルターのお掃除が定期的に必要ということ。

フィルターが汚れたままだと、その汚れたフィルターを通して湿った空気を部屋に送り出すことに・・

フィルターのお掃除については、簡単にできるモデルもありますので、お掃除のしやすいモデルを選ぶのも1つの方法かなと思います。

スチーム式の加湿器はスチームが温かいので、部屋もほんのり暖かくなることもありますが、気化式はヒーターは使いませんので、少し寒いと感じることもあるかも・・・知れません。

ハイブリッド式も気化式のようにフィルターのお掃除が必要になります。

また部分的にヒーターを使うなど、構造も複雑になりがちで本体価格が高くなることもあるようです。また、複雑な分、壊れやすいことも製品によってはあるかも・・

以前は気化式だと加湿力が落ちる・・・と言われていましたが、今は性能も上がってきていて、加湿力に関しては、どのタイプを選ばれてもそれなりに加湿力はあると思います。勿論、その製品によって加湿能力は違いますが。

>> 気化式加湿器一覧
>> 気化式加湿器の売り上げランキング

>> ハイブリッド式加湿器一覧
>> ハイブリッド式加湿器の売り上げランキング

 

ちなみに・・・加湿器を購入する際に注意したいポイント、あったら便利だな機能!を下記にまとめてありますのでよろしければ参考になさってください。

 

注意したいポイントとあったら便利だな機能!

さて、お疲れ様でした。

最後に・・・加湿器のタイプを選んで、さぁ、商品を選ぼうとなった時に、注意したいポイントやあったら便利だなぁ~という機能をまとめてみたいと思います。

 

1)加湿能力

加湿器を使うお部屋に合せた加湿能力のある加湿器を選ぶことが1つのポイントになってくるかと思います。

加湿能力のおおよその目安ですが、6畳のお部屋で300ml/時間もあれば十分かと思います。300ml/時間とは、1時間に300mlの水蒸気を空気中に送り出すことができる・・・という意味です。

これはメーカーによっても表記が変わってくるとは思いますが、下記程度あれば十分かと思います。

6畳 → 300ml/時間
12畳 → 600ml/時間
18畳 → 900ml/時間

ただし、和室の場合はもう少し加湿能力があってもいいかも知れません。

また、マンションなど気密性の高いお部屋の場合はもう少し加湿能力が少なくてもいいかも知れません。

ただ、マンションでも、24時間換気をしているお部屋などはやはり上記程度の加湿能力があってもいいかも知れません。

また、加湿力を「強」「弱」などに切り替えられるタイプだとまた便利です。

 

2) 湿度表示

今、お部屋の湿度がどの程度か・・・ということがわかるようになっている加湿器を選ぶと何かと便利です。

加湿し過ぎてしまうと・・・カビが出たりもしますので・・やはり、適度に加湿する必要があると思いますし、湿度に合せて加湿してくれるモデルは省エネにもなると思いますので。

ただ、お部屋がどの程度乾燥しやすいか・・・ということや、どの程度の加湿能力だったら、部屋の湿度が○○%をキープできる(加湿器を使っているとすぐにわかるようになりますので)・・・ということがわかっている方であれば、湿度表示は必要ないかも知れないですね。

 

3) 連続加湿時間とタイマー

これもまた大切なポイントになってくるかと思います。

寝ている時に加湿器を使いたい・・・という方も大勢いらっしゃると思うんです。喉なんかはどうしても寝ている間に乾燥してしまうものですので。

そんな時にできれば、ある程度の時間運転してくれるものがあれば便利です。

タイマー機能も同じようにして便利かと思います。何時間後に切れて、何時間後にオン・・・という風に使えると便利です。

加湿時間が多ければ多いほどいいか・・・というと、連続加湿時間が多いということは、加湿力が少ないか、またはタンクが大きいモデルか・・・ということになると思います。

加湿力が少なすぎると問題ですし、タンクが大きければ、加湿器も大きく、重くなりますので・・そういった点も考慮する必要があるかも知れません。

そうやって色々必要な機能などを考えるとやはり自分の部屋に合ったものを選ぶ必要が出てくるのかなと思いますし、ベストなのは・・・お金はかかりますが・・部屋によって違う加湿器を使い分けるということでしょうか。

 

4)安全機能

これはもうそれなりの加湿器を買えばどれでもついているかと思いますが・・・安全機能などはあった方がいいです。

空焚き防止機能ですとか、自動スイッチオフなどなど・・・特にスチーム式の場合は必要です。

 

ここまで長文になりましたが、お疲れ様でした。
よい加湿器が見つかりますように。